こんにちは!きむです!
今回は日本時間11月4日早朝に行われました
FOMCのパウエル議長演説の要点をまとめたいと思います。
では、早速参りましょう!
FOMCの概要
まずFOMCについて概要をおさらいしましょう。
FOMCとはFederal Open Market Committee
の略で日本語で連邦公開市場委員会という名称になります。
アメリカの中央銀行であるFRBがアメリカの金融政策を決定する会合
という位置づけとなっており世界中の投資家が注目する会になります。
現在注目されている金融政策は短期金利の利上げや債券買い入れによる
市場への大量のマネー流入になります。
なぜFRBが金融政策の決定という役割を担っているかというと
連邦準備法という法律に基づいてFRBには3つの役割を果たす義務があるからです。
その3つの役割とは
①雇用の最大化
②物価の安定
③適切な長期金利
になります。
コロナウイルス感染拡大によって危機的状況に陥ってしまった経済を
立て直すために今必死にFRBは金融政策を考えているというわけです。
パウエル議長演説内容
さて、FRBのトップであるパウエル議長は今回のFOMCで何を語ったのかというと
量的金融緩和の縮小開始(テーパリング)の決定を発表しました。
日本の多くのメディアでも取り上げられていることから非常に注目度が高いことがうかがえます。
具体的な縮小の中身はというと、現在毎月資産購入として
米国債を800億ドル、住宅ローン担保証券(MBS)を400億ドルの計1,200億ドル分を購入しています。
これを11月から購入月額を米国債100億ドル、MBS50億ドルの計150億ドルずつ減らしていく計画を正式に決めました。
つまり11月は1,050億ドル、12月は900億ドルと減少していき
予定では22年6月に資産購入を終了することとしています。
要するに、コロナで混乱した経済や市場を支えるために金融緩和を行ってきたが
経済や市場が落ち着きを見せてきたので、そろそろマネーサプライの量を減らしますよということになります。
もう一つ利上げの話もありますが今回はメイントピックではないため割愛します。
FOMC後の市場の反応
このFOMCの発表を受けてアメリカの主要株式指数は続伸となりました。
特にパウエル議長の演説が終わってから顕著に伸びました。
S&P500は0.66%の上昇、NASDAQ総合1.02%上昇、NYDOWも0.29%の上昇となり
主要3指数は4日連続の最高値更新となりました。
なぜテーパリングにここまで関心が高いのかというと
過去に米国はテーパリングを実施する上で市場との対話がうまくいかず
金融市場が混乱しました。これをテーパータントラムといいます。
具体的には2013年5月にFRBのバーナンキ元議長が市場の想定より早いタイミングで、
金融危機以降実施していた資産購入規模の縮小を示唆しました。
これにより、それまで大規模な金融緩和に支えられていた資金の流れが急激に変わり、
長期金利の急騰や新興国市場からの資金流出による通貨安などが生じました。
パウエル議長は今回のテーパリング開始決定まで数か月にわたって
市場にテーパリングを織り込んでもらうようアナウンスを続けてきましたから
市場に混乱もなく、最高値更新という結果につながったのだと思います。
素晴らしいですねパウエル議長!
まとめ
これまで、テーパリングが始まると株価は下がる
だからその時まで株式を買うのは控えるといった戦略をとる人も多かったと思います。
しかしふたを開けてみれば連日の最高値更新と株価の下落を恐れず買い向かった人が
大きな利益を獲得していることでしょう。
確かに今後大きな下落が起こるかもしれません、あるいはぐんぐん伸び続けるかもしれません。
いずれにせよ未来の市場は誰も読めないのですから毎月コツコツ積み立てていくことが
我々にとって最適解なのではないでしょうか?
僕は今後も毎月資産を買い続けていきます。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに!
では、good bye!
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